TikTokカルーセルのデザインのコツ:フック、読みやすさ、アクセシビリティ
執筆: Harmony Crafted · · 約5分で読めます
カルーセルは「眺める」だけでなく「読まれる」コンテンツです。視聴者は自分のペースでスワイプします(TikTok Newsroom)。だからこそ、わかりやすさと読みやすさがデザインのいちばんの仕事です。ここでは自分でコントロールできることに絞ってコツを紹介します。
1. 1枚目で「得られるもの」を約束する
スワイプしてもらえるかどうかは1枚目で決まります。得られるもの(「やりがちな5つのミス」「ビフォー/アフター」など)を短い言葉で示し、サムネイルサイズでも読めるようにしましょう。CarouselStatsのOCRを使った分析なら、クリエイターの伸びたカルーセルの冒頭テキストを確認できます。
2. 1スライドに1つのアイデア
1回のスワイプで伝えるのは1つのポイントだけ。1枚に段落が必要なら2枚に分けましょう。リスト形式のスライドには番号を振ると、読み手が今どこにいるかわかります。
3. 数値で確かめられる文字のコントラスト
W3Cのアクセシビリティガイドライン(WCAG 2.1 達成基準1.4.3)では、通常の文字で4.5:1、大きな文字で3:1以上のコントラスト比が求められています(W3C)。写真の上に直接置いた文字はたいてい基準を満たさないので、文字の背後に不透明または半透明の帯を敷きましょう。色の組み合わせはコントラストチェッカーで確認できます。
4. 文字は画面の端に寄せない
TikTokでは投稿の上にキャプション、クリエイター名、アクションボタンが重なります。重要な文字は中央寄りに配置して隠れないようにし、公開前にスマホでプレビューしましょう。
5. 代替テキスト(ALT)を追加する
TikTokは2025年4月にフォト投稿の代替テキスト機能を導入し、スクリーンリーダーを使う人のためにクリエイターが画像を説明できるようになりました(TechCrunch)。数秒でできて、より多くの人がカルーセルを楽しめるようになります。
6. キャプションで文脈を補う
TikTokのフォトモード投稿では、最大2,200文字の説明文を書けます(TikTok Newsroom)。カルーセルの要約、出典、次にしてほしい行動を書きましょう。
7. いいねと保存を狙ってデザインし、シェアは検証する
Fanpage Karmaの2025年の調査では、TikTokのカルーセルは動画よりいいね率とエンゲージメント率が高い一方、シェアは約3分の1少ない結果でした(出典、詳しくはこちらの解説)。シェアを増やしたいなら、チェックリスト、共感できるオチ、「これを○○に送ろう」といった最後のスライドなど、送りたくなる理由をつくりましょう。
8. うまくいっている投稿から学ぶ
お手本にしたいカルーセルをダウンローダーで保存し(再投稿ではなく参考用に)、構成を比べてみましょう。スライド枚数、フックの言い回し、行動喚起(CTA)の位置などが参考になります。